こんにちは!英会話ライフを運営しているポテ丸です。(運営者情報)
今回は、「英語を話せるようになるためのマインドや学習方法」について紹介していきます!
実体験がメインですが、インターネット上で紹介されている効果が高そうな方法もピックアップして紹介しますので、「英語を話せるようになりたい!」と考えている方はぜひ参考にしてください。
英語が話せるってどういう状態??
まず考えてみてほしいのは「英語が話せる」ってどういう状態かということです。
ざっと以下のように挙げましたが、いずれも「英語が話せる」といっていいレベルだと個人的には考えています。
- 英語で挨拶と自己紹介ができる
- ブロークンイングリッシュだが英語で意思疎通が可能
- 英語圏での日常生活に困らないレベル
- ビジネスの現場で英語で自分の意見を主張できる
- ネイティブと比較しても遜色ないレベル
まずはどの状態を「英語が話せる」レベルなのか定義しないと必要な学習方法はかなり変わってくるため、ここでは英語圏での日常生活に困らないレベルを英語が話せる状態と定義して議論をすすめていきたいと思います。
英語が話せる≠ネイティブレベル
さて、英語が話せるようになりたいと思っている方の多くは、「ネイティブのように自由に英語を使いこなしたい」と思っていると思います。
ちょっと考えてみてほしいのですが、ネイティブレベルの英会話力はあなたに必要でしょうか?
日常生活やビジネスの現場で正確に英語でのコミュニケーションを取れればいい場合、ネイティブレベルの英語力は必要ない場合がほとんどです。
まずは、自分に本当に必要なレベルを見定めて、それに合った学習をしていくことが大事。いたずらに目標を高く設定しても挫折してしまう原因になります。
「いずれはネイティブみたいにペラペラに…!!」と思っている方も、焦らずにステップバイステップで身につけていきましょう。
日本人は謙虚すぎるかも?
あなたは「英語が話せますか?」と聞かれたときに何と答えますか?
日本人は「話せない」「少しはわかるけど自信はない」「読み書きはできるけど話すのはちょっと…」という方がほとんどではないでしょうか?
私が中国の方に「英語は話せますか?」と訪ねたときに、こんな返答をされたことがあります。
“Yes, I can. Hi. bye. like that.”(話せます。ハーイ。バーイ。ほらね?)
実際、その方の英語レベルはスムーズにビジネス上のコミュニケーションが取れるレベルには至っていませんでしたが、とにかく発言をめちゃくちゃする(文法はデタラメ)、わからない点は繰り返し聞く(会議を中断しても気にしない図太さ)という性格から、仕事を進めることはできました。
このときに強く感じたことは、日本人は謙虚すぎるということ。
コミュニケ―ションを取る際に、完璧な文法である必要はありませんし、ネイティブのような流暢さや発音は必要ありません。実際に、多くの非ネイティブの英語話者はその国特有のイントネーションで英語を話します。
もしかしたら、英語を話すには完璧さを求めず、図々しく構えるという姿勢が大切かもしれません。
英語を話すために最も必要なのは間違いを恐れない勇気
上述したように、日本人が英語を話せない原因のほとんどは日本人特有のマインドセットによるものではないかというのが私の考えです。
日常会話をするのであれば中学レベルの英文法を理解していて、ある程度場数を踏めば誰でも英語で話せるようになります。
そのために最も大事なことは、間違いを恐れないこと。
文法も、単語も、発音も間違ってOK。間違って馬鹿にされても、そのときに正しい知識を教えてもらえばOKです。ある種の図々しさを身に付けることが、英会話上達の近道かもしれません。
英語を話すのは意外と簡単
以下の要素を身に付ければ、日常会話の英会話は問題なくできると思っています。
- 中学レベルの英文法
- 中学レベル+αの語彙力
- よく使用するフレーズ
これらを知識として身に付けるのは、実はそれほど時間はかかりません。あとは、英語で会話をする場数を踏めば、自ずと慣れていきます。
英語を話せるようになるステップ
上述したとおり、英語で話せるようになるのはそれほど難しいことではありません。ここでは日常レベルの英会話を身に付けるために効果的な3ステップを紹介します。
- ステップ①中学レベルの英文法を理解する
- ステップ②リスニングと発声の練習をする
- ステップ③オンライン英会話で場数を踏む
それでは一つずつ見ていきましょう。
中学レベルの英文法を理解する
英会話をするためには、最低限の文法知識は必要です。
中学のときに英語の授業をちゃんと受けていなかったそこのあなた!とりあえず中学レベルの英文法を学びましょう。
中学校のときに使用していた教科書を引っ張り出して、一通り読み返してもいいですし、中学英語を復習できる学習サイトを活用してもよいでしょう。
音読とシャドーイングを繰り返す
文法の知識が身に付いたら、音読とシャドーイングをひたすら繰り返しましょう。
日本の英語教育は読み書きに特化しているため、「聞く」「話す」というスキルをおろそかにしがちです。そのため、英会話に必要なリスニング力と最低限伝わるレベルの発音は独学する必要があります。
おすすめの書籍は後述しますが、無料で学習できるサイトがあるので、以下に紹介します。
<News in Levels>
このサイトはレベル別にニュースの音声とスクリプトが用意されており、音読、シャドーイングなどのトレーニングにうってつけです。
オンライン英会話でコミュニケーションに慣れる
ある程度英語を聞くことや口に出すことに慣れてきたら、オンライン英会話で場数を踏むとよいでしょう。オンライン英会話のおすすめポイントは以下のような点です。
- とにかく安い!!
- 都合に合わせて受講可能
- 通学の必要がない
初心者におすすめのオンライン英会話スクールは以下の記事にまとめていますので、選ぶ際の参考にしてください。
英語を話せるようになるために必要な学習時間
次に英語を話せるようになるまでの学習時間をざっくりと理解しておきましょう。
中学レベルの学習に10〜30時間
現段階のレベルによってはスキップして問題ありません。
中学校の教科書をざっと読み返して理解するのにだいたい10時間〜30時間くらいでしょう。後のステップで英語に触れる機会を多く持つことが大事なので、英文法の勉強はそれほど力を入れなくても問題ありません。
リスニングの効果時間までは500〜700時間程度
リスニングの学習効果を感じるには500〜700時間程度の学習時間が必要です。私の場合は、ある日突然英語がスラスラ聴き取れるようになるようなことはありませんでした。
TOEICでも高得点を目指したいという場合は1000時間程度はリスニングのトレーニングが必要でしょう。
ここは反復して行うことが上達に不可欠なので、毎日の習慣にいかに落とし込めるかが鍵ですね。
英会話3ヶ月で上達を実感
英語を話せるようになるまでに1000時間から3000時間程度の学習が必要と言われていますが、個人的な感覚では毎日レッスンをした場合3ヶ月程度で英会話に抵抗がなくなる程度には話せるようになると感じています。
そのため、オンライン英会話を利用する際には「とりあえず毎日1レッスンを3ヶ月継続」を目標にするとよいでしょう。
もちろん、リスニングやスピーキングの独学を継続できるのであればしたほうが効果を実感できます。
英語を話せるようになりたい人におすすめの本
次に、英語を話せるように独学したい方にオススメの書籍を紹介します。
英語を話せるようになるためには「音読」「シャドーイング」と「英作文」を繰り返すのがオススメなので、そのトレーニングにうってつけの書籍を紹介します。
速読速聴英単語シリーズ
まずはZ会が出版している『速読速聴英単語シリーズ』です。
ダウンロード音声付きで、リーディング、リスニング、単語を1冊で勉強することができる優れものです。私は音読にも上記のテキストを利用していました。
初心者から日常英会話レベルを習得したい方はDailyから始めて、Basicまで抑えておけばよいでしょう。
初心者レベルの語彙は抑えており、TOEICなどの対策をしたい場合はCoreとAdvancedを反復してやっておくことをオススメします。
瞬間英作文シリーズ
瞬間英作文シリーズも英会話学習者から支持が厚いシリーズです。
繰り返し学習することによって基本的なフレーズが自分の中に蓄積されていくので、スムーズに英会話のやり取りができるようになります。
他の方のオススメ方法
ここまでは私の実体験をもとに、英語を話すためのマインドセットと学習方法を紹介しました。ここでは、インターネット上で語られている他の方法について取り上げたいと思います。
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋で紹介されていた中で実際に評価が高く、効果がありそうだったのは以下のとおり。
- 独り言を英語に直して話す
- 娯楽小説で表現を増やす
- 英字新聞を読む
- アメリカ人・イギリス人の友人を作る
とにかく日本人は英語で話すことに慣れていないので、英語を話す機会を増やすためにも独り言を英語になおして発声するのは効果的です。
「英語に直そうと思うと独り言が浮かばない!」という方はツイッターのタイムラインをひたすら英語に訳していくというのもオススメ。とにかく英語で考える時間を増やすことですね!
参考:yahoo!知恵袋
こんなこと言っていいか分からないけど、英語が上手く話せずにもがいてる時期が1番楽しいですよ。ある程度話せるようになったら、新しい発見が極端に減ってバーンアウト気味になる。「あの頃は青かったが、楽しかったなぁ…」って絶対なるから、上手くいかない今を全力で楽しんだ方がいいと思うのだ。
— れんや@オンラインゲーム英会話 (@renya_007) July 8, 2022
「英文法なんて学ばなくても英語は話せるようになる!」は、中学生以降に学び始めた場合は大嘘だと思っていて、例えば”should have”なんかはめっちゃ使うけど、知らないと多分そもそも聞き取れない
— 丸の内コンサルティング (@ikaton__bot) July 8, 2022
ゼロから本気で英語話せるようになりたい人は、まずは自習。英会話レッスンを受けるより独学で基礎を固めてからじゃないとただただ高いレッスン費をドブに捨てる事になる。意気込んでネイティブの先生と話す前に訛りの違いに気付けるリスニング力を。それまではフィリピンの先生がオススメ
— なあちゃん🇺🇸サンディエゴ🌴 (@naachannel8) July 5, 2022
英語なんて義務教育分の勉強してればあとはノリで話せるようになるよ。勉強は良いからさっさと使おう。
— sattobi (@sattobi_c) July 6, 2022
Twitterは140字の制限があることもあってか、精神論が多めですね。「文法知識は中学レベルでOKなので、話すことに慣れよう」という胸のツイートが多く、概ね私の主張と合致している感じもします。
ネイティブレベルを目指したいなら「生きた英語に触れる」
さて、日常英会話をある程度できるようになるために必要なのは、中学レベルの英語知識、シャドーイングと音読、慣れ・場数というのは上述の通りです。
しかし「いやいや、ネイティブレベルを目指してるんだよ!」という方も多いかもしれません。なので、そういった方向けによりレベルアップするための習慣や学習方法、アイデアを掲載しておきます。
洋画を字幕なしで見る
洋画で英語を学ぶのは生きた表現を視覚情報付きでインプットできるのでオススメです。どんな場面でどんなセリフを言うのかを場面設定や登場人物の表情とセットで覚えられるので、実際のニュアンスが理解しやすいです。
HuluやNetflixなどで洋画を字幕なし、または、英語字幕で見てみましょう。
また、好きな作品であれば必然的に学習意欲がアップする点もメリットです。
NetflixやYouTubeを利用する場合、「Language Reactor」というChrome拡張機能を使用すると格段に学習効率が上がるのでオススメです!
英語のニュースを聞く、読む
英語のニュースサイトは沢山あります。
『やさしく読める英語ニュース』は中学生レベルの語彙でニュースを読むことができますし、BBCのサイトでは音声テキストで英語ニュースを読めます。CNNのサイトも世界中のニュースを英語で読むことができます。
英語のニュースサイトを日々の情報収集のソースに加えることで「英語を勉強しよう」と思うことなく、英語に触れる習慣が身につきます。
とにかく目につく日本語を英語に訳す
独り言や目に入った日本語をとにかく英語に訳していくこともいいトレーニングになります。
- 電車の中吊り広告を英訳する
- ツイッターのタイムラインを英訳する
- 日本語のニュースを英訳する
などなど、最初は大変ですしわからない表現を調べる手間もかかりますが、続けることでスラスラと英語が出てくるようになります。
英語で日記をつける
ある程度英語の知識が就いたら、英語で日記を付けることもオススメです。そもそも日記は精神面にもポジティブな影響を与えることが多数の研究でわかっているので、オススメな習慣であります。(参考:振り返り日記が精神的健康に及ぼす効果の検討)
英語で日記を付けることで英語力も身につき、まさに一石二鳥ですね。
「英語”を”学ぶ」から「英語”で”学ぶへ」
英語を扱うのに慣れてきた方におすすめしたいのが 「英語で新たな知識を学ぶこと」です。自分の仕事の分野に関する洋書をや、ベストセラーのビジネス書の原文バージョンなどを読んでもいいですが、オススメしているのは「Coursera」というサイトです。
上記サイトでは世界中の大学の講義や企業研修をオンラインで受講することができます。憧れのアイビーリーグの講義などもあるので「留学したかったけどできなかった…」という方はぜひ覗いてみてください。
その他のよくある質問
留学すれば英語を話せるようになる?
留学プログラムの内容と留学する方自身の心がけによります。
語学留学、かつ、日本人コミュニティに甘えてしまう方は留学しても英語は身につきません。海外旅行とそれほど変わらないでしょう。
逆に、海外の大学の講義を受けて単位を取らないといけない場合や、日本人コミュニティとは距離をおいて現地の学生と積極的にコミュニケーションを取るのであれば効果あるでしょう。
私の学部は国際系ということもあり、1年間の交換留学をする学生が多かったですが、留学から帰ってきた学生はTOEIC対策の学習をしていなくても900点オーバーの人が多かったです。
英語を話すために必要な語彙力は?
一般ぬいネイティブの語彙力は20,000〜35,000程度と言われています。対して高校入試に必要な語彙数は1,600〜1,800程度。ネイティブレベルの語彙力を身に付けるのはかなり大変ですね。
しかし、ネイティブでも2800語で会話の9割をカバーしているという話もあるので、まずはここから身に付けるとよいでしょう。
社会人でも英語を身につけられる?
社会人でも英語を初心者から身に付けることは可能です。しかし、一般的に言語の習得には1000時間〜3000時間程度かかると言われているので、学習時間を捻出できるかと学習を継続できるかが鍵になるでしょう。
強い目的意識があれば身に付くとは思いますが、「なんとなく喋れるようになりたいなぁ」くらいの気持ちだと挫折してしまう可能性が高いとは思います。

本気の人には英語コーチングもオススメ
「どうしても英語を話せるようになりたい!」と思っている方は英語コーチングを利用するのも一つの選択肢です。
- 自分専用の学習計画を提案してくれる
- ある程度の強制力がある
- コーチングサポートでモチベーションや進捗管理をしてくれる
- 学習効率が高く身に付きやすい
- オンライン英会話と比較して高額
自分に合った学習方法やライフスタイルに合わせた学習計画を専任のコーチが提案してくれるので、迷うことなく英語学習に集中することができます。
英語コーチに興味がある方は以下の記事も合わせて参考にしてください。
英語を話せるようになるためには英語で話そう!
さて、いろいろと書いて来ましたが、乱暴に言ってしまえば、英語を話すために必要なのは中学レベルの文法知識と場数です。それだけで英語は話せます。
たどたどしい英語、ブロークンイングリッシュ、ジャパニーズイントネーションでも全く問題ありません。まずは恐れずに英語で話すことからスタートしましょう。
より英語力をアップしたい人は、英語に触れる機会を日常生活にできるだけ取り入れましょう。
とにかく、何かを始めないことには何も変わりません。この記事で紹介したことを参考にできることから始めてみてください。
少しでもあなたの英語学習に役立てば幸いです。