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TOEIC900点のすごさ・メリット・レベル感を解説します

toeic900点はどれくらいすごい?

こんにちは!英会話ライフを運営しているポテ丸です😊

今回は「TOEIC900点がどれくらいすごいか」について紹介します!

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TOEIC900点のすごさ・メリット

まずは、「TOEIC900点ってこのくらいすごいよ!」ということを様々な視点から紐解いていきましょう!

TOEIC受験者の上位3.5%くらい

下の表はTOEIC公式サイトの第295回のTOEIC L&Rテストのスコア分布をグラフにしたものです。(国内のスコア分布です)

スコア割合
895~4.08%
845~8944.44%
795~8446.14%
745~7947.56%
695~7448.85%
645~69410.39%
595~64410.49%
545~59410.37%
495~54410.12%
445~4948.65%
395~4447.37%
345~3945.36%
295~3443.57%
245~2941.76%
195~2440.68%
145~1940.10%
95~1440.01%
45~940.01%
10~440.03%

上表を見てわかるとおり、895点以上を取得した人の割合は、4.08%。その中でも、900点以上を取得した人は3.5〜3.8%と言われています。

これだけでも、TOEIC900点以上がいかに難しいかがわかるでしょう。

正答率が90%以上

TOEIC800点を取得するためには、一般的に

  • リスニング 90%
  • リーディング 90%

の正答率が目安となります。

上記のように、90%以上の正答率が必要なのです。すべての問題を時間内に解けない人も多いということを考えるとなかなかのすごさではないでしょうか。

東大生に平均スコアを上回る

実は、日本の最高学府である東京大学の学生で最も多いスコアは800点台です。

東京大学内で学生に対してアンケート調査をもとにまとめられたレポート『2019年度大学教育の達成度調査報告書』によると、東京大学の学生のTOEICスコア分布は以下のようになっています。

上表から、最も多いスコアは33.7%の785点〜865点であることがわかります。つまり、TOEIC900点ということは、考え方によっては、「一般的な東大生よりも高い英語力を有している」と言って差し支えないのです。

このことからも、TOEIC900点のすごさがわかりますね。

英検準一級相当のレベル

英検一級はTOEIC945点に相当するレベルと言われています。TOEIC900点以上取得したということはそれに近しいレベルということができます。

広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められます。資格としての活用も入試優遇、単位認定、海外留学など広範囲に渡り、とくに通訳案内士(ガイド)試験の外国語(英語)の筆記試験が免除されるなど、高い評価を得ています。

英検公式サイト

上記のように英検1級は英語能力の証明となる他、資格や入試の優遇などにも適用されます。

上場企業に評価される対象になる

TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会の上場企業を対象とした調査では、75%の企業が英語を使用していると報告されています。(参照:「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書

グローバル化に対応するため全社員に求められる期待スコア平均は「600点」と多数の企業が回答しており、上記水準をはるかに上回る800点というスコアは就職・転職時に高く評価される対象になります。

TOEICで表彰される基準をパスできる

TOEICではハイスコアを取得した受験者を表彰する制度があります。

対象期間中に、TOEIC L&R、TOEIC S&W、TOEIC Speaking の公開テストを受験し、4技能すべてにおいて基準を満たすスコアを取得された方が対象となります。


TOEIC L&RTOEIC S&WTOEIC Speaking
受賞基準800点以上スピーキング160点以上
ライティング170点以上
スピーキング160点以上 
出典:https://www.iibc-global.org/toeic/pr/iibc_award_of_excellence.html

TOEIC L&R のみでは受賞できませんが、TOEIC900点以上を取得することを表彰されるための1つの基準をパスすることができます。

海外部門で働くための基準を大きく上回る

国際ビジネスコミュニケーション協会の調査では、68.6%の上場企業が国際部門での業務遂行には「690点以上のスコアを期待」していると報告されています。

出典:https://www.iibc-global.org/toeic/special/job/data.html

TOEIC900点というスコアは、ほとんどの日本企業の海外部門で働くのに期待されるスコアを大きく上回ります。

国内のすべての企業の昇進要件をパスできる

TOEICは大手企業の昇進の要件にも組み込まれいるケースが多いです。

600点以上650点〜730点800点以上
住友林業
マツダ
トヨタ自動車
日本IBM
富士通
住友商事
NEC
三井物産
富士通
丸紅
日立製作所
横浜ゴム
日本ビクター
楽天
日立製作所
双日
ソニー
ブリジストン
楽天
キリンビール
ファーストリテイリング
シャープ
伊藤忠商事
住友商事
日本IBM
丸紅
タバコ・ジャパン合同会社
韓国サムスン
日立製作所
三井住友
KDDI
サイバーエージェント
京葉銀行

特に英語力を重視している企業では、上表より高い基準を設けているケースもあります。

TOEICスコア企業名基準
920点以上サムスン課長クラス
900点以上サムスン採用
900点以上パナソニック国際広報
860点以上野村ホールディングス採用
860点以上富士通海外出張

上表のように、ほとんどの企業ではTOEIC900点以上を取得すれば、ほとんどの企業で必要な昇進の要件をクリアすることができます。もちろん、TOEIC以外にも各社パスしないといけない基準はあるかと思いますが、英語力という点においては、TOEIC900点以上を取得することが活躍の場を大きく広げる基準になります。

TOEICスコアの必要性

さて、ここまで「TOEIC900点はどのくらいすごいのか」ということについていろいろな視点から紹介しました。ここからはTOICという試験自体の必要性について紹介していきます。

自己評価・業務遂行スキルと強い相関がある

TOEICスコアと職務遂行能力の関係の研究』において、TOEICのスコアは、自己評価と業務遂行にスキルと高い相関を示した。

つまり、因果関係は明らかではありませんが、TOEICスコアが高い人ほど高い自己評価を持ち、高いレベルで職務を遂行している傾向があるということです。

このことからもTOEICハイスコアを目指すことは有益と言えそうです。

多くの企業が採用・昇進の要件として採用している

TOEIC Programは、160カ国、約14,000の企業・団体で活用されており、国内では、約2,900以上の企業・団体で活用されています

TOEICを活用している企業の4割が人材採用や異動時に英語能力を考慮に入れるとしており、約3割がTOEICスコアに応じて報奨金や資格手当を支給しています。

また、TOEICスコアを昇進の要件としている、または、参考にしている企業も約4割

今後、キャリアを築いていくうえで、TIOEICスコアというのは重要になってくるでしょう。

半数以上の人が転職に有利になると感じている

出典:https://www.workport.co.jp/applicant_data/detail69.html

株式会社ワークポートが実施した調査によると、53%の人が転職に有利な資格は「英語力」を評価するものと回答しました。

上表のとおり、圧倒的に多いですね!

このことからも、世の中で英語力を重視する流れが見てとれると思います。

身に付けたいスキルも「語学力」がトップに

エン・ジャパン株式会社が運営する「エン・バイト」上で実施されたアンケートでも、2018年、身に付けたいスキルは第1位は「語学力」という結果が出ています。

また、「取得したい資格」においても「TOEIC・TOEFLなどの英語関連」が28%と最も多く、MOSなどのパソコン関連の21%を上回っています。

TOEIC900点を目指す人に知っておいてほしいこと

さて、ここまでTOEIC900点のすごさやTOEICスコアの必要性・有用性について様々な観点から紹介してきました。これを読んでいる皆さんも「TOEIC900点目指すぞー!」とやる気に満ち溢れているかもしれません。

そこで、ここではTOEIC900点を目指す方に知っておいていただきたいことを紹介します。

会議で発言できるかは別の問題

TOEICでハイスコアを取得しても、英語を流暢に話せるわけではありません。

そのため、「TOEIC900点以上なのに、英語の会議で発言できずにしどろもどろになっている人がいた」などの理由でTOEICのスコアに意味がないのではないかということを主張する人もいます。

そもそもTOEIC L&R テストは英語を「聞く」「読む」という技能を測るものなので、英語での発言力があるかどうかはまた別の問題です。

ビジネス英会話力を証明するための試験としては、VERSANTという試験があるので、TOEICと併せて受講を検討してもよいでしょう。

TOEIC900点のレベル感

TOEIC900点は英語ができる証明になるとはいえ、ネイティブのように英語を自由自在に扱えるというわけではありません。

できること
  • 基本的なビジネス文書であればスラスラ読める
  • 自分の専門分野の英文を読んで意味を理解することができる
  • 複雑な内容でなければ英語での議論を聞いて、内容を理解できる
  • 英文でメールのやり取りができる
できないこと
  • 英字新聞や英語の専門書を正確に理解するには辞書が必要
  • ネイティブ同士のナチュラルスピードの議論は6〜7割の理解
  • 洋画の内容はあまり聞き取れない
  • 英語を流暢に話すことはできない・しばしば聞き返される

TOEIC900点レベルであっても、ネイティブとスムーズにコミュニケーションを取るためには、よりレベルアップするための学習が欠かせません。

特に、スピーキングとリスニングは強化が必要です。洋画や海外ニュースなどに触れる機会を多くし、活きた英会話を学ぶとよいでしょう。

海外ドラマや洋画を活用した英語学習には、NetflixやYouTubeで使える「Language Reactor」を使用するのがオススメです。

これくらいできると900点取れます

TOEIC800点の目安
  • 大学共通テストで余裕で9割以上正答できる
  • 込み入った話でなければネイティブと会話できる
  • TOEICの試験時間内に余裕を持って全問解き終えることができる

TOEIC900点以上を取得するためには、絶えず英語の研鑽を積む必要があります。今の自分のレベルを鑑みて、必要な対策を実施しましょう。

TOEICで希少価値の高い人材になれる(かも?)

今回は、TOEIC900点のすごさ、TOEICスコアの必要性・有用性、TOEIC900点のレベル感などを様々な角度から解説しました。

個人的に、TOEIC900点は、日本国内であればかなり英語ができる水準と考えています

実際に、1年間英語圏の大学に留学していた友人は全員TOEIC900点台でした。そのため、海外の大学で学問を学ぶのに必要な英語能力の基準となるでしょう。

まずは、公式問題集などで自分の実力を知り、適切な目標を立ててスコアアップを目指しましょう!

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