こんにちは!英会話ライフを運営しているポテ丸です😊
今回は「TOEIC700点はすごいのか?」について解説します!
TOEIC700点のすごさ・メリット
まずは、「TOEIC700点はどのくらいすごいのか」ということを様々な視点から紐解いていきましょう!
TOEIC受験者の上位30%くらい
下の表はTOEIC公式サイトの第295回のTOEIC L&Rテストのスコア分布をグラフにしたものです。(国内のスコア分布です)
スコア | 割合 |
---|---|
895~ | 4.08% |
845~894 | 4.44% |
795~844 | 6.14% |
745~794 | 7.56% |
695~744 | 8.85% |
645~694 | 10.39% |
595~644 | 10.49% |
545~594 | 10.37% |
495~544 | 10.12% |
445~494 | 8.65% |
395~444 | 7.37% |
345~394 | 5.36% |
295~344 | 3.57% |
245~294 | 1.76% |
195~244 | 0.68% |
145~194 | 0.10% |
95~144 | 0.01% |
45~94 | 0.01% |
10~44 | 0.03% |
上表を見てわかるとおり、695点以上を取得した人の割合は、全体の31.07%。TOEIC700点は上位3割に入るレベルだと言えるでしょう。
8割近い正答率が必要
TOEIC800点を取得するためには、一般的に
- リスニング 75%
- リーディング 80%
の正答率が目安となります。
上記のように、80%近いの正答率が必要なのです。すべての問題を時間内に解けない人も多いということを考えるとなかなかのすごさではないでしょうか。
就職活動のアピールになる
TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会の上場企業を対象とした調査では、75%の企業が英語を使用していると報告されています。(参照:「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書)
グローバル化に対応するため全社員に求められる期待スコア平均は「600点」と多数の企業が回答しており、TOEIC700点は上記のスコアを上回ることから、多くの企業で評価の対象となります。
日本企業の海外部門で働ける水準
国際ビジネスコミュニケーション協会の調査では、68.6%の上場企業が国際部門での業務遂行には「690点以上のスコアを期待」していると報告されています。

TOEIC700点というスコアは、日本企業の海外部門で働くのに期待されるスコアを上回るため、海外で活躍するチャンスが出てくるスコアだと言えいます。
大手企業の昇進要件をある程度パスできる
TOEICは大手企業の昇進の要件にも組み込まれいるケースが多いです。
600点以上 | 650点〜730点 | 800点以上 |
---|---|---|
住友林業 マツダ トヨタ自動車 日本IBM 富士通 住友商事 NEC 三井物産 富士通 丸紅 日立製作所 横浜ゴム 日本ビクター 楽天 | 日立製作所 双日 ソニー ブリジストン 楽天 キリンビール ファーストリテイリング シャープ 伊藤忠商事 住友商事 日本IBM 丸紅 タバコ・ジャパン合同会社 | 韓国サムスン 日立製作所 三井住友 KDDI サイバーエージェント 京葉銀行 |
上表のように、多くの企業で600点〜730点程度を昇進の基準点としています。もちろん、TOEIC以外にも各社パスしないといけない基準はあるかと思いますが、英語力という点においては、TOEIC700点以上を取得することで昇進のチャンスが見えてくると言えます。
TOEICスコアの必要性
さて、ここまで「TOEIC700点はどのくらいすごいのか」ということについていろいろな視点から紹介しました。ここからはTOICという試験自体の必要性について紹介していきます。
自己評価・業務遂行スキルと強い相関がある
『TOEICスコアと職務遂行能力の関係の研究』において、TOEICのスコアは、自己評価と業務遂行にスキルと高い相関を示した。
つまり、因果関係は明らかではありませんが、TOEICスコアが高い人ほど高い自己評価を持ち、高いレベルで職務を遂行している傾向があるということです。
このことからもTOEICハイスコアを目指すことは有益と言えそうです。
多くの企業が採用・昇進の要件として採用している
TOEIC Programは、160カ国、約14,000の企業・団体で活用されており、国内では、約2,900以上の企業・団体で活用されています。
TOEICを活用している企業の4割が人材採用や異動時に英語能力を考慮に入れるとしており、約3割がTOEICスコアに応じて報奨金や資格手当を支給しています。
また、TOEICスコアを昇進の要件としている、または、参考にしている企業も約4割。
今後、キャリアを築いていくうえで、TIOEICスコアというのは重要になってくるでしょう。
半数以上の人が転職に有利になると感じている

株式会社ワークポートが実施した調査によると、53%の人が転職に有利な資格は「英語力」を評価するものと回答しました。
上表のとおり、圧倒的に多いですね!
このことからも、世の中で英語力を重視する流れが見てとれると思います。
身に付けたいスキルも「語学力」がトップに
エン・ジャパン株式会社が運営する「エン・バイト」上で実施されたアンケートでも、2018年、身に付けたいスキルは第1位は「語学力」という結果が出ています。
また、「取得したい資格」においても「TOEIC・TOEFLなどの英語関連」が28%と最も多く、MOSなどのパソコン関連の21%を上回っています。
TOEIC700点を目指す人に知っておいてほしいこと
さて、ここまでTOEIC700点のすごさやTOEICスコアの必要性・有用性について様々な観点から紹介してきました。これを読んでいる皆さんも「TOEIC700点目指すぞー!」とやる気に満ち溢れているかもしれません。
そこで、ここではTOEIC700点を目指す方に知っておいていただきたいことを紹介します。
700点だと英語でのスムーズなやり取りは厳しい
TOEICで700点を取得しても、英語でのスムーズなコミュニケーションはまだまだ難しいです。
ある程度英語の読み書きはできるものの、業務を日本語と同じ水準で遂行するためにはまだまだ英語力が足りない状態です。
また、ビジネス英会話のスキルを測るものではないため、会議などのリアルタイムでのコミュニケーションはほとんどできないでしょう。
そもそもTOEIC L&R テストは英語を「聞く」「読む」という技能を測るものなので、英語での発言力があるかどうかはまた別の問題です。
ビジネス英会話力を証明するための試験としては、VERSANTという試験があるので、TOEICと併せて受講を検討してもよいでしょう。
TOEIC700点のレベル感
TOEIC700点は多くの日本企業で評価されるとはいえ、できないことも沢山あります。
- 基本的なビジネス文書をゆっくりであれば読んで理解できる
- 自分の専門分野の英文を辞書を引きながら読んで意味を理解することができる
- ネイティブの話していることのテーマがわかる
- 英会話はほぼできない
- ネイティブ同士のナチュラルスピードの議論は2割程度の理解
- 洋画の内容はほとんど聞き取れない
- 英字新聞や洋書は辞書がないと内容が理解できない
TOEIC700点は日本人の中では英語ができる方ですが、実用的なスキルとして英語を身に付けるのであれば、さらに高いスコアを目指したいところです。
まずは、語彙力の強化、および、公式問題集を反復練習することで800点を目指すとよいでしょう。
これくらいできると700点取れます
- TOEIC頻出単語を7〜8割覚えている
- 大学受験レベルの英文法を8割型理解している
- ネイティブが話す英語を聞いて話のテーマがわかる
- TOEICの公式問題集で制限時間がなければ8割以上正答できる
TOEIC700点を取得できれば、基本的な知識はある程度身に付いていると言えます。あとは、地道に苦手を潰していくことと、英語に意識的に触れていけば800点、900点とスコアを伸ばしていけるでしょう。
まずは700点を取れると評価されそう
今回は、TOEIC700点のすごさ、TOEICスコアの必要性・有用性、TOEIC700点のレベル感などを様々な角度から解説しました。
個人的に、TOEIC700点は、「英語が得意な日本人」というイメージです。
履歴書に書くべきなのは600点からと言われますが、600点だとほぼ仕事で使えるレベルではありません。700点あると、たどたどしいながらも英語での意思疎通がある程度できます。
英語力をアピールポイントの1つにしたいのであれば、まずは700点を目指すとよいでしょう。
公式問題集などで自分の実力を知り、適切な目標を立ててスコアアップを目指しましょう!