英語学習

英作文は書き方のコツをおさえれば怖くない!書き出し方やテンプレートも紹介

英作文の書き方のコツ

「英作文が苦手でどのように書けばいいかわからない…」
「英作文が上達するためにはどんなことをすればいいのか…?」

このように、英作文に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?

実は、英作文は書き方のコツや英作文でよく使うフレーズを理解すれば、それほど難しいものではありません。

今回は、英作文の書き方のコツや英作文の勉強方法などを紹介します。

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英作文の書き方のコツ

まずは、英作文のコツについて紹介していきます。このコツを押さえるだけでも、かなり書きやすくなるはず。1つずつ理解しましょう!

  • 文章構成を理解する
  • テンプレートを使う
  • 難しい表現を使用しない
  • つなぎ言葉を押さえる
  • 文法と語彙力を強化する

ここでは上記7つのコツについて紹介していきます。

英作文を書くときの文章構成

英作文を書くときは、はじめに文章の構成を決めましょう。

日本語では、「起承転結」でものごとを説明することが多いですが、英語では必ず結論を最初に書きます。

英作文の構成は以下のような形になります。

英作文の構成
  1. 導入(最初に結論を書く)
  2. 理由・根拠①
  3. 具体例①
  4. 理由・根拠
  5. 具体例
  6. もう一度結論

上記のように「結論→理由→具体例→再度結論」という形でまとめます。理由が複数ある場合は、理由と具体例をセットにして書きましょう。

①最初に結論を書く

英語の文章では、結論を先に持ってくるのが一般的です。最初に自分の立場を明確にすることで、より伝わりやすい文章になります。

英作文を書くときは、必ず最初に結論を述べて、その後に理由を肉付けしていくようにしましょう。

②根拠・理由→具体例を述べる

結論を述べたあとに、結論を支持する理由や根拠を説明します

結論を述べただけでは説得力がありません。そのため、「なぜその結論に至ったのか?」「そう考える根拠は何か?」を書いていきます。

理由は1つだけではなく、2〜3つ程度書いた方が結論の説得力が増します。複数の理由を書く場合は、理由①→具体例①→理由②→具体例②のように、理由と具体例をセットで書くようにしましょう。

③全体のまとめ+もう一度結論

最後に、もう一度結論を述べて文章を終えましょう。最後に結論をもう一度述べることで、読み手の記憶にも残りやすいですし、文章が締まります。

英作文を書くときに便利なテンプレート

次に、英作文を書くときに便利なテンプレートを紹介します。

テンプレートを用いれば、自分の意見や考えを当てはめるだけで、簡単に英作文が作れます

英作文の設問では、賛成/反対を表明するようなものと、そうでないものがあるので、それぞれのケースについて紹介します。

agree/disagreeを答える場合

導入I agree/disagree with 〜
There are two reasons why I agree such as 〜(理由①) and 〜(理由②)
理由①First reason is that 〜
具体例①for example, 〜
理由②Second reason is that 〜
具体例②for example, 〜
結論①For these reasons, I agree/disagree with 〜 .

何かの意見に対して、賛成/反対の立場を取って英作文を作成する際は、上記のように、I agree/disagree から書き始めることで、最初に自分の立場・主張を明確にしましょう。

特に英作文に慣れていない人は、テンプレートを使うのがおすすめです。

意見が二択ではない場合

自由英作文では、自分が好きなものを聞かれる質問もよくあります。そのような場合は、以下のテンプレートを使うと便利です。

質問:What is your favorite 〇〇?

導入My favorite 〇〇 is 〜 for two reasons.
理由①First reason is that 〜
具体例①for example, 〜
理由②Second reason is that 〜
具体例②for example, 〜
結論①For these reasons, my favorite 〇〇 is 〜.

難しい表現は必要ない

日本語が母国語の方であれば、一度日本語で文章を考えてから、頭の中で英語に翻訳していくという流れで英作文を書く方がほとんどでしょう。

我々日本人は、日本語を高いレベルで使いこなせるため、日本語で考えた文章をそのまま英語に訳そうとしても困難な場合が多くあります。

そんなときは、日本語を簡単な表現に言い換えてみましょう

日本語で簡単な表現に直せば、簡単な単語だけで自分の主張したいことを伝えることができます。

【言い換えの例】
うちのお父さんは寝言がすごい。
→私の父は眠っている間にたくさん喋る
→My father talks a lot during his sleep.

つなぎ言葉を覚える

英作文でよく使用するフレーズを覚えておくと便利です。同じ意味の言葉でも、複数覚えておくことで表現の幅が広がります。

意見を述べるとき(考える・思う)I think~ / I believe~ / I suppose that~ / In my opinion
理由を並べるときFirstly / Secondly
具体例を示すとき For example /For instance
追加するとき(また・さらに)Also / Moreover / In addition / Furthermore
逆説・対比するとき(しかし・一方)but / however / yet / still / conversely
on the other hand / while / by contrast
譲歩を表すとき(〜だけれども・〜にも関わらず)though / even though / in spite of / despite
結論に導くとき(したがって、要するに)In conclusion, (まとめると)
As a result, (したがって)
For these reasons, (これらの理由から)
Consequently, (結果として)
To sum up, (要するに)

文章の内容に応じて、上記の単語・フレーズを使えるとよいですね!

文法と語彙力を強化すると表現力が広がる

英作文はなるべく難しい言い回しをせずにシンプルに書くことがコツといえます。しかし、文法や単語の知識を増やせば、その分だけ表現力が身に付きます。

最低限のレベルとして身に付けたいのが「中学生レベルの英語力」です。まずは、基本的な文法と単語をしっかりと使いこなせるようにしましょう。

中学英語の学び直しにおすすめ!

中学英語ではbe動詞・一般動詞・冠詞から始まり、過去形・未来系・現在完了形などの時制などを学びます。中学レベルの英語をしっかりとマスターすれば、自分の意見を英語で伝えることはできます

まずは自分のレベルに合った参考書を1冊やってみましょう。

  • 文法書:解説が丁寧なものがオススメ
  • 単語帳:1200〜1500後が収録されている音声付きのものがオススメ

英作文スキル向上におすすめの学習方法

英作文のスキルを上達させるためには、練習が欠かせません。ここでは、英作文が上達するおすすめのトレーニング方法を紹介します。

目につくものを英訳する

英作文では自分の知っている単語やフレーズを使って文章を作ることが重要です。しかしながら、慣れないうちは、なかなか英語で文章を考えるのは難しいですよね。

そんな方には、目につくものをひたすら英語に言い換えるのがオススメです。

  • 邦楽の歌詞
  • 新聞やニュースの1文
  • SNSのタイムライン
  • 電車の中吊り広告

上記のように、身の回りは日本語の文章であふれています。それを英語にしていってみましょう。

そのまま英文にする場合が難しい場合は、日本語をシンプルな文章に直してから英語にしてみましょう。

書きやすいテーマで英作文を書く

英作文を練習する際は、なじみのあるテーマから始めましょう

なじみのないテーマだと、日本語で作文をするとしても躓いてしまうこともあります。まずは、迷わず書けるような身近なテーマから練習すると、文章が作りやすいので、楽しみながら練習ができます。

英作文に慣れてきたら、いろいろなテーマで挑戦してみましょう!

英語で日記をつける

英語で日記を付けるのもおすすめです。

  • 出来事
  • 感じたこと/考えたこと
  • 自分が取った行動

などを順序立てて書くことによって、日常生活に登場する表現や単語が身に付きます。

最初はその日にあった出来事を箇条書きで書くだけでもよいでしょう。慣れてきたら、1文を長くしたり、複数の文で文章を構成したり、表現方法を工夫したりしましょう。

日常を英語でつづるだけでも「これは英語で何というのかな?」と調べる機会が増え、ボキャブラリーが豊富になります。

英会話レッスンで添削してもらう

自分で英作文を書いたら、「文法が間違っていないか」や「言い回しが不自然ではないか」など気になりますよね。

実は、オンライン英会話のレッスンで講師にお願いすれば、英作文の添削をしてもらうことができます

Could you check my English essay?” と言えば、快諾してくれるはずです。

ただし、講師の中には正しい文法知識がない方もいるので、文法的な知識が豊富で、英語圏の文化への理解が深い講師を選びましょう。

講師へのトレーニングをしっかりとしているオンライン英会話として評価されているスクールを以下に掲載しておきます。

英作文の学習におすすめの参考書・アプリ

続いて、英作文の学習におすすめの参考書やアプリを紹介します。

HiNativeTrek

HiNativeTrek公式サイト

HiNativeTrekの公式サイトを見る

HiNativeTrekは、1日1題出題される英作文をスマートフォンやタブレットで作成、送信し、ネイティブ講師から添削してもらえるサービスです。

HiNativeTrekは、以下の点からおすすめです。

  • 添削が非常に丁寧
  • 講師は全員アメリカ人かつビジネス経験者
  • 世界的著名人の通訳を勤めてきた通訳士が教材を作成
  • スマホ、タブレット、PCで利用できる
  • 24時間いつでも利用できる

24時間利用できる、非同期のコミュニケーション方法なので、時間のないビジネスマンにおすすめです。

Eメール、会議、商談、同僚とのコミュニケーションなどビジネスシーンの英会話を網羅的に学ぶことができます。

『英作文が面白いほど書ける本』

この本は受験生向けに書かれているのですが、英作文を学びたい社会人にもおすすめできる内容になっています。

最大のおすすめポイントは「1つの設問に対して、複数の回答例がある」点です。

英作文は自分の知っている英語表現でなるべくシンプルに書くものなので、どうしてもワンパターンになりがちですよね。この本は複数の例文があるので、いろいろな言い回しを学ぶことができ、表現の幅が広がります。

英検準一級や難関大学にも対応しているので、基礎をしっかりと固めてからチャレンジしてみましょう!

英作文のコツ まとめ

英作文はコツさえ押さえれば中学生レベルの英語力で書くことができます。

英作文のコツ
  • 文章構成を理解する
  • テンプレートを使う
  • 難しい表現を使用しない
  • つなぎ言葉を押さえる
  • 文法と語彙力を強化する

基本となる構成とテンプレートを覚えておけば、そこに自分の意見を当てはめることによって、簡単に英作文が作成できます。

日本語をそのまま英語に変換できない場合は、日本語自体をシンプルな言い回しに変換することによって、知っている文法・単語の知識で英作文を書くことができます。

また、表現のバリエーションを増やすためには、つなぎ言葉を複数覚える、最低でも中学レベルの英語をマスターするという2点を心がけましょう。

英作文は量をこなせば慣れていきます。この記事で紹介した練習方法や参考書を使って、どんどん英作文をかいてみましょう。

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