普通の学習ろ比べて4倍速で英語を習得することができると評判の『DMEメソッド』。今回はそんなDMEメソッドについて紹介します。
- DME メソッドって何?
- どんなレッスンをするの?
- 本当に高い学習効果があるの?
こんな疑問を持っている方はぜひ参考にしてください!
DMEメソッドのレッスンを提供している英会話スクール「イングリッシュベル」についての基本情報や口コミを知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
DMEメソッドとは?
DMEは「Direct Method for English」の頭文字で、DMEメソッドはダイレクトメソッド(直接教授法)の1つです。ダイレクトメソッドとは、「母国語を介さずに外国語を教授するトレーニング方法」を指します。要するに、DMEメソッドは英語を英語で学ぶレッスン方法と言えます。
同じダイレクトメソッドとして有名なものに「カランメソッド」があります。
DMEメソッドでもカランメソッドでも、英語での質問を英語のまま理解し、英語ですばやく返答するという反復練習を何度も繰り返すことで英語の習得を目指します。
DMEメソッドのレッスンの流れ

DMEメソッドにはレッスンを進めるためのルールがあります。DMEメソッドではそのルールをもとにレッスンを進めていきます。
- 講師は2回質問をする
- 受講生は質問に対してフルセンテンスで回答する
- 回答する際は必ず短縮形を使用する
上記のルールはカランメソッドと共通しています。カランメソッドとDMEメソッドとの違いについても後述するので、チェックしてくださいね!
DMEメソッドを提供しているイングリッシュベルの公式動画があります。レッスンの進め方は以下の動画を見ると具体的にイメージできますよ。
レッスンの基本は「先生が質問したことへの回答を繰り返す」ということ。これは、子供が母国語を自然に習得するプロセスをもとにしており、ネイティブスピーカーのような会話力を養うことができると言われています。講師の真似をしながら、文法・熟語・英単語・発音・構文などを総合的に会話の中で学習していきます。
DMEメソッドのレッスンは以下の4つの要素で構成されています。
- レビュー
- グラマーエクササイズ
- コミュニケーションエクササイズ
- リーディング&ディクテーション
それぞれについて詳しくみていきましょう。
レビュー
DMEメソッドのレッスンは、復習から始まります。
毎回復習から始まるので、効率的に知識を定着させることができます。前回の復習の他にステージごとの総復習などもあります。
グラマーエクササイズ
グラマーエクササイズはステージごとに3〜5つ用意されています。
講師の質問に対して、素早く回答することによって文法知識を習得していきます。これによって、英作文のスキルも養っていきます。
コミュニケーションエクササイズ
通常のレッスンは「講師からの質問」→「生徒の回答」で進んでいきますが、コミュニケーションエクササイズは、「生徒の質問」→「先生の回答」という形で進めます。
通常のコミュニケーションでは、質問者と回答者が自然に入れ替わりながら展開していくことになるため、より実践的なコミュニケーション能力を養うために用意されたレッスンといえます。
リーディング&ディクテーション
発音のチェックのためのリーディング・リスニング、リスニング力・スペリング強化のためのディクテーションを継続的に行っていきます。
ディクテーションはリスニング力強化にも効果バツグンなので、ナチュラルスピードの英語を聞き取るスキルを養うことができますよ。
カランメソッドとの違い
DMEメソッドは比較的新しいダイレクトメソッドです。カランメソッドとは複数の違いがあるため、受講する前にそれぞれの特徴を押さえておきましょう。
ざっくりと区別しても以下のような違いがあります。
- カランメソッド: 1960年代に開発された。イギリス英語で学ぶ。
- DMEメソッド:2007年に開発された。アメリカ英語で学ぶ。
では、DMEメソッドとカランメソッドの違いを詳しく見ていきましょう。
実践的なコミュニケーションを重視した内容
カランメソッドは厳密にルールが定められており、以下のようなルールのもとトレーニングしていくことになります。
- レッスン中の質問はなし
- 講師の質問に対して、素早くテキスト通りの回答をする
一方、DMEメソッドはこの点が改良されており、より自由で実践的なコミュニケーションを重視した内容になっています。
- 講師への質問OK
- テキスト通りの回答でなくてもOK
- 受講生から講師に質問する練習もある
実践的なコミュニケーションスキルを磨きたい方はカランメソッドよりも、DMEメソッドの方がいいかもしれませんね!
内容のアップデート頻度が高い
カランメソッドは1960年代に開発された歴史のある英会話メソッドで、内容がやや古いのがデメリットです。
そのため、通常の会話では使う機会がなさそうな表現もちらほら見られます。
一方で、DMEメソッドは3~4年毎に内容が更新されるため、自然な表現が多いです。
自然な会話表現をダイレクトメソッドで学びたいのであれば、DMEメソッドがオススメです。
アメリカ英語で学べる
カランメソッドはイギリス英語を使用しているため、言い回しや単語のスペルが日本人に馴染みがないケースも多いです。
一方、DMEメソッドはアメリカ英語がベースなので、アメリカ英語で義務教育を受けてきた日本人には学びやすいです。
アメリカ英語を学びたいか、イギリス英語を学びたいかで使い分けてもよさそうですね。アメリカ英語とイギリス英語でよく見られる違いは以下の表の通りです。
DMEメソッド | カランメソッド |
---|---|
I have a pen. | I’ve got a pen. |
color | colour |
center | centre |
イギリスでは「所持・保有」を表すのに「’ve got」が一般的に使用されます。アメリカだと「have」なので、この違いは大きいですね。カランメソッドには慣れるまで時間がかかります。
DMEメソッドで得られる効果
DMEメソッドは通常の4倍という驚異的なスピードで英語を習得できると言われています。
国際レベルの英語検定試験であるケンブリッジ英検の合格には350時間要すると言われていますが、DMEメソッドを利用して英語を習得した場合、わずか80時間で合格できたことから4倍速で習得できるとされています。
習得時間もさることながら、DMEメソッドではフルセンテンスでの回答がルールになっているため、文法的にも正しい表現を身につけることができていい感じです。
また、レッスンは非常に速いスピードで進められるため、ネイティブスピーカーが話す英語にもついていけるようになります。また、速い会話スピードに慣れることで、徐々に日本語を介さずに英語を英語で理解し、英語で考えるということができるようになっていきます。
DMEメソッドのメリット・デメリット
DMEメソッドは短期間で一気に英語を習得できるため人気を博しています。
しかし、必ずしもすべての人に適しているというわけではありません。DMEメソッドにもメリット・デメリットがありますので、受講前にしっかりと理解しておきましょう。
DMEメソッドのメリット
DMEメソッドのメリットは以下の3つです。
- ナチュラルスピードの英語を聞き取れるようになる
- 英会話の反応速度が上がる
- 初心者でも大きな効果を得られる
ナチュラルスピードの英語を聞き取れるようになる
DMEメソッドでは、講師がナチュラルスピードで話すというルールがあります。
英語初心者の方にはナチュラルスピードの英語を聞き取って理解することはかなり難易度が高いかと思いますが、回数を重ねることで徐々に慣れていくでしょう。
最初は会話の速さにとまどったり、圧倒されることもあると思いますが、続けていくとナチュラルスピードの英語も聞き取れるようになっていきます。
英会話の反応速度が上がる
講師の質問に対して回答を即座に返答するというレッスンを何度も繰り返します。生徒が返答に詰まってしまった場合にも、講師が即座に質問の回答を言ってくれるので、その内容をシャドーイングのように復唱します。
このように、日本語で考える隙を与えずにレッスンが進行していくので、英語を英語のまま理解して英語で回答するということが求められます。
非常に高い集中力を要求されるレッスンではありますが、DMEメソッドに慣れてくると、日本語を介さずに英語でコミュニケーションが取れるようになってきます。
英会話の表現の幅が広がる
DMEメソッドでは、カランメソッドの弱点と言われていた文法についてもしっかりと学習します。
会話の中で文法について学ぶ点や、回答を必ずフルセンテンスで答えるというルールがある点から、正しい文法知識を使いこなせるようになるでしょう。
これまで、会話の中で使いこなせていなかったものも反復練習して使いこなすことによって、英会話の表現の幅が広がります。
初心者でも大きな効果を得られる
DMEメソッドは初心者の方にもオススメの英語レッスン方法です。
文法・語彙なども反復練習の中で習得していくことになるので、英会話だけでなく英語の基礎から学ぶことができます。
いきなりフリートークでは敷居が高く挫折しやすいですが、DMEメソッドでは回答の内容も決まっているので、英語力を一気に伸ばしたい初心者の方にも絶大な効果があります。
DMEメソッドのデメリット
一方でDMEメソッドのデメリットとしては下記が挙げられます。
- 発話量が多く、集中力が必要
- 反復練習を苦痛に感じることも
- 英会話力を伸ばしたいならフリートークの併用が必要
発話量が多く、集中力が必要
カランメソッドにも共通しますが、通常の英会話レッスンよりも非常にスピード感があり、次々に来る質問に対して素早く回答していく必要があります。
そのため、DMEメソッドのレッスンには高い集中力が求められます。スピードに慣れるまではかなり大変でしょう。
反復練習が苦痛に感じることも
DMEメソッドでは、講師からの質問や回答をひたすら繰り返すことになります。考える隙きもなく、機械的に反復練習をするのは苦痛に感じる方が多いかもしれません。
しかし、生徒から先生へと質問をする機会が得られる「コミュニケーションエクササイズ」もレッスンの中に登場するので、ある程度の変化もあります。
DMEメソッドでは、ひたすら反復練習をするという地道な努力が必要です。
英会話スキルを伸ばしたいならフリートークの併用が必要
DMEメソッドやカランメソッドでは、回答は予め決まっており、回答を暗証することや講師の質問をシャドーイングのように復唱することに重きが置かれています。
どちらかといえば、インプット重視の学習方法なんですね。
そのため、DMEメソッドもカランメソッドも、フリートークでの英会話力を上げる効果は限定的です。
英会話スキルを伸ばすためには、フリートークも併用することをオススメします。
そうすることによって、インプットとアウトプットのバランスが取れるため、飛躍的に学習効率が高まります。また、地道な反復作業であるDMEメソッドの合間にフリートークを挟むことで、英語学習へのモチベーションや楽しさを維持することにも繋がります。
DMEメソッドはこんな方におすすめ
ここまでに紹介したDMEメソッドの特徴やメリット・デメリットを踏まえると、DMEメソッドは下記のような方におすすめと言えます。
- 英会話初心者の方
- 短期間で英語スキルを伸ばしたい方
- 文法や単語も身につけたい方
- 通常の英会話レッスンで効果を感じられない方
- 英語の上達に行き詰まりを感じている方
DMEメソッドは各ステージの内容をしっかりと習得することで、徐々にレベルが上がっていく構成となっています。また、他の英会話レッスンで習得することが難しい語彙や文法についても総合的に学ぶことになるため、英語初心者の方にオススメです。
また、速いスピードで英語を英語のまま学習していくことになるので、英語の習得スピードが早まります。今までの学習方法で行き詰まりを感じている方や、一気に英語力を伸ばしたい方にオススメです。
ひたすら反復練習を繰り返すのは退屈に感じてしまうかもしれませんが、その点を地道に努力することができれば、DMEメソッドは効果が高いので、ぜひ試してみてください。
DMEメソッドで学べるオンライン英会話
DMEメソッドはイングリッシュベルで受講することができます。イングリッシュベルの情報を以下に記載しますので、興味のある方は参考にしてください。
イングリッシュベル
イングリッシュベルはオンライン英会話スクールで始めれDMEメソッドを導入しました。DMEメソッドのほか、カランメソッドも受講できます。また、TOEICの試験対策のカリキュラムのも用意しています。
講師・レッスンの質が高いと評判で、日本人のサポートも受けられるため、気に成る方は「イングリッシュベルの公式サイト」をチェックしてみてくださいね。
DMEメソッドまとめ
今回は比較的新しいダイレクトメソッドである「DMEメソッド」について紹介しました。
日本の英語教育だと、圧倒的に英語の発話量が少なく、英会話スキルを身につけることができないというのが現状です。
しかし、DMEメソッドでは圧倒的な発話量で反復練習をするため、日本の英語教育の弱点を補えると言えます。
現状の英語力に満足できない人は、まずはDMEメソッドを体験してみてはいかがでしょうか?