英語で「到着する」と言うときは大きく3種類の言い方があります。今回はそれぞれの言い方の意味や用法の違いを紹介します!
「到着する」にはarrive/reach/getを使う
ご存知の方も多いと思いますが、「到着する」と英語で言いたいときはarrive/reach/getのいずれかを使用します。この3つの言い回しの違いは以下のとおりです。
ニュアンス | 品詞 | 前置詞 | |
---|---|---|---|
arrive | 最も一般的な言い回し | 自動詞 | at/on/in |
reach | arriveよりも堅い印象 | 他動詞 | 不要 |
get | 口語的な表現 | 自動詞 | to |
arriveを使用した例文
「到着する」と表現するとき、真っ先に 思い浮かぶのが “arrive” ではないでしょうか?
arriveを単体で用いる場合は前置詞は必要ありません。
What time is he arriving? (彼は何時に到着しますか。)
一方、場所や時をセットで伝える場合は、以下のように「at/in/on」という前置詞とセットで使用します。
- He arrived at the station.
- He arrived at 5:00 am.
- He arrived on Friday.
- He arrived in the summer.
- He arrived in Japan.
arriveの前置詞の使い分けはざっくりと以下のような感じになります。
前置詞 | 用途 | 例文 |
---|---|---|
at | 狭い場所や単なる到達地点/時刻 | I arrive at the station. I arrive at the building. I arrive at noon. |
in | 広い場所や滞在する場合 | I arrive in Tokyo. I arrive in the U.S.A. I arrive in 2022. |
on | 日付・曜日 | I arrive on march 1st. I arrive on Friday. |
at→特定の場所/時刻や時間帯
atで場所を表す場合は狭い場所・特定の場所・単なる到達地点を表します。
- I arrived at school. (学校に到着した)
- I arrived at the airport. (空港に到着した)
- I arrived at the building. (駅に到着した)
時を表す場合は、時刻・時間帯となります。
- I arrived at 5pm. (午後5時に到着した)
- I arrived at noon. (正午に到着した)
atは時間も場所も表すことができ、どちらの場合も狭いイメージです。
in→広い場所/滞在する場合/到着した期間
inで場所を表す場合は広い場所=都市や国、地域などを表します。
- I arrived in Tokyo. (東京に到着した)
- I arrived in the U.S.A.(アメリカ合衆国に到着した)
inで時を表す場合は、ある程度幅がある期間を表現します。
- I arrived in the summer. (夏に到着した)
- I arrived in 2022. (2022年に到着した)
inは時間も場所も表すことができ、どちらの場合も広いイメージです。
on→到着した日付や曜日
onを使用する場合は、特定の日時や曜日を表します。
- I arrived on March 1st. (3月1日に到着した)
- I arrived on Monday. (月曜日に到着した)
onは場所を表すことはできません。

reachを使用した例文
reachはarriveと異なり、前置詞とセットで使用しません。
arriveよりも格式張った表現なので、口語ではあまり使用しません。また、、「努力してたどり着く」といったニュアンスも含んでいるのでその点も踏まえて使用しましょう。
また「到着する」以外にも、「届く」「達する」という意味もあります。その点で、arriveよりも多くの意味を持った単語と言えます。
- I reached the airport. (空港に到着した)
- He reached Osaka. (彼は大阪に到着した)
- I reached my goal. (目標に到達した)
- I haven’t reached a decision yet.(まだ結論に至っていない)
- Do you know how to reach him? (彼に連絡する方法を知っていますか?)
- The temperature reached 30 degrees. (気温は30℃に達した)
getを使用した例文
「get to 〜」は、会話で最も頻繁に用いられる「到着する」を表す表現です。arrive at よりもくだけた言い方になります。
arriveのような前置詞の使い分けもないため、会話ではとりあえずget toを使っておくと便利です。
- How can I get to the station? (駅まではどう行けばいいですか?)
- Did you get there? (着いた?)
- I got home. (ただいま)
英語で「到着する」をマスター
これで「到着する」の英語表現はバッチリです!
- arriveは前置詞を使い分ける
- reachはやや堅い表現で、前置詞は不要
- 会話では、get to が最も使う頻度が高い
より自然な英会話ができるように、これらの微妙なニュアンスの違いや用法をマスターしていきましょう!