今回は「保育士」を英語でなんと言うかを紹介します。
教育制度や保育制度は国や地域によって異なるため、保育士の呼称もいろいろなものがあります。
それぞれのニュアンスの違いなどについても紹介します。
保育士は英語でなんと言う?
保育士は「nursery teacher」または「daycare teacher」と言います。
しかし、「保育士」の呼称には地域性があり、ネイティブの間でも国や地域によって、呼び方は異なるようです。
国や地域によって教育の制度なども異なるため、呼称に微妙な違いが出ているのでしょうね。
結論:こう言うのが無難です
「保育士」を指す言葉は沢山あり、微妙なニュアンスの区別が難しいので、以下のように答えるのが無難です。
- アメリカの場合→“I work at a daycare.”
- イギリスの場合→“I work at a nursery.”
teacherには「教える人」というニュアンスが含まれるため、「nursery teacher」や「Daycare teacher」と答えると「何(の教科)を教えているの?」という質問をされるケースがあるようです。
そういった認識を産みたくない場合は、“I work at a daycare.” または “I work at a nursery.” と言うのが無難ですね。
アメリカでは保育士をなんて言う?
アメリカでは保育園を「Daycare」と言う場合が多いです。そのため、保育士は以下のように呼ばれます。
- Daycare teacher
- Daycare worker
- Childcare worker
イギリスでは保育士をなんて言う?
イギリスでは保育園を「nursery」と言うのが一般的です。
- Nursery nurse
- Nursery teacher
- Nursery school employee
- Childcare professional
イギリスの保育園は生まれたばかりの子供から7歳くらいまでの子供を対象に、成長や学習のサポートをします。日本の保育園は0歳児〜5歳児が対象なので、イギリスの方が対象が広いですね。
「Nursery」が一般的な保育園、「Nursery school」は多少勉強を教える場所というニュアンスを含むようです。
幼稚園の先生は英語でなんと言う?
幼稚園の先生は「Preschool teacher」で問題ないでしょう。
イギリス・アメリカの幼稚園のような施設は3種類あります。
- Preschool
- Kindergarten
- Reception
それぞれ微妙に違いがありますので、1つずつ見ていきましょう。
Preschool
“preschool(プリスクール)”は最も日本の幼稚園に近い施設です。
Preschoolは3歳から小学校入学前の子供を対象とした施設で、daycareよりも教育に力を入れています。
名前のとおり、小学校の準備をするような感じで、カリキュラムに基づいた授業が行われます。
Kindergarten
“Kindergarten(キンダーガーテン)”は、アメリカで一般的な施設で、5歳児の幼児を対象としています。
小学校に付属しているものがほとんどで、大半が公立です。小学校と併設されているケースも多く、小学校入学前に初歩的な読み書きや計算を学びます。
Receptiopn
イギリスでは4歳児を対象とした“Reception”という施設があります。
アメリカのKindergartenと同様に、小学校入学前に学習の基礎を教える施設です。イギリスでは5歳で小学校に入学するため、4歳児が対象なのですね。
まとめ
英語圏でも国によって教育制度が異なるため、保育園・幼稚園でもいろいろな言い方があります。それぞれ微妙なニュアンスがあるので、しっかり理解したいですね!
それでは全体をおさらいしましょう。
保育園の先生
- アメリカ:Daycare teacher または I work at a daycare.
- イギリス:Nursery teacher または I work at a nursery.
幼稚園の先生
Preschool teacher(英・米)
幼稚園的な施設
- Preschool(英・米):3歳〜 対象
- Kindergarten(米):5歳が対象
- Reception(英):4歳が対象