「by」「untill」「till」、は期限を表す単語として使用されます。これらの単語は、使い方を間違えると誤解を生むことになるので、注意が必要です!
今回は「by」「untill」「till」の違いを解説します。さらに。「by」と混同しがちな「before」の意味・用法についても解説しているので、ぜひチェックしてくださいね!
「by」「until」「till」「before」これら4つの違い・使い方を理解して使いこなすための参考になれば幸いです。
by / until / tillの意味
まずは、「by」「until」「till」の意味や違いについてそれぞれ見ていきましょう。
byの意味
「by」は、ピンポイントの期限を表すときに使用します。「期限」や「締め切り」を示す際に最も使用される単語と言えるでしょう。
I will finish my homework job by 5pm.
「17時までに宿題を終わらせます」
「17時」という期限までに、にその動作が完了することを表します。
untilの意味
untilは「ある期間中の動作がずっと継続している」様子を表します。
継続している期間の終了を表すタイミングを「until」を使用して示すわけです。
I will stay here until next week.
「来週までここに滞在する予定です」
上記の例では、「滞在」という行為が「来週」という期限までずっと続いていることがわかります。このように、ある期間中の継続している行為を表す場合には「until」を使用します。
tiliの意味
「till」はuntilと似ている英単語です。
「until」と「till」に意味の違いはありません。この2つの違いは、tillのほうがuntilよりもややカジュアルに使われろというところにあります。
かしこまったシーンでは「until」を使用するのが無難です。
「by」と「until」の違い
byとuntilの違いは、ある期間内で行為が継続しているかどうかです。
byは、「〜までに」というように、どんなタイミングでもよいから期限までに行為が完了する・していることを表します。
untilは、「〜までずっと」というように、ある期限までずっと行為を継続していることを表します。
以下の例文で違いを見てみましょう!
The plane will leave by noon.
飛行機は昼までに出発するでしょう。
She was sleeping until noon.
彼女は昼まで(ずっと)寝ていた。
byの例文では、「昼までに」という期限を表しています。何かをしないといけない期限や締切を表す場合には「by」を使用します。
一方「until」の例文は、「昼間で(ずっと)」というように、ある期限まで行為・動作が継続しています。一定期間ずっとある行動をする場合は「until」を使用しましょう。
「by」を使った例文
まだイマイチ理解しきれていない方向けに、「by」「until」の例文を複数用意しました。以下の例文に触れて意味の違いを理解しましょう。
He will come by 3 o’clock.
彼は3時までに来るでしょう。
I want to finish this work by tomorrow.
明日までにこの仕事を終わらせたい。
She may have arrived in New York by now.
彼女は今頃はニューヨークに到着しているだろう。
The boy will fall asleep by the time his father come back.
少年は彼の父親が帰ってくるまでに眠るだろう。
「until」を使った例文
I will study English until 7 o’clock.
7時まで英語の勉強をするつもりです。
The train will stop until midnight.
列車は真夜中までは動かないだろう。
It always seems impossible until it’s done.
何事も成し遂げるまでは不可能に見える。(成せば成る)
You never fail until you stop trying.
挑戦し続けている限り、失敗ではない。
「by」と「before」も要注意!
「before」にも、「by」と似たような使い方があるので注意しておきましょう。
beforeは「〜より前に」という期限を表し、締切日を含めないという点を理解しましょう。

byとbeforeの違いを表すと、上記の図のようになります。
byは期限を含める「(期限)までに」という意味なのに対して、beforeは期限を含めず「(期限)より前に」という意味になることに注意しましょう。
使い方を間違えると、ちょっとした違いであっても大きな誤解につながってしまうことがあります。
まとめ
今回は、期限を表す英単語について、それぞれの意味や用法の違いについて紹介しました。この記事で紹介したことを表にまとめると以下のようになります。
意味 | ポイント | |
---|---|---|
until/till 「継続」 | 「〜までずっと」 | stay, keep, sleep, liveなど、 継続的な状態や動作を表す動詞と一緒に使う |
by 「期限」 | 「〜までに」 | start, finish, come, arriveなど、 瞬間的に始めたり終了したりする動作を表す動詞と一緒に使う |
before 「期限」 | 「〜より前に」 | byと似ているが、期限日を含めない |
日本語ではどれも「~まで」と訳されるので、混同しがちですが、それぞれの使い分けを理解するのはそれほど難しくないと思います。
期限や締切など時や時間を伝える場合は、勘違いが起こらないように伝えないと、思わぬトラブルにつながってしまうこともあるので注意が必要です。
日常会話でもビジネス英会話でも頻繁に出てくる単語ですので、違いをしっかり覚えて使い分けを実践してみてくださいね。
また、英語を独学で学んでいる方は、インプットしたことをアウトプットする場としてオンライン英会話を活用するのがオススメです。英語を話す習慣をつけると、英語力がグンとアップしますよ!
オンライン英会話の選び方については以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。